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ある「発達障害」の方のケース*
*実話に基づき、個人が特定できないよう一部内容を書き換えています。
子どもの頃に発達障害(学習障害)と診断を受けたCさんはコミュニケーションは比較的得意で、周囲からのサポートもあり、学校卒業後は就職しませんでしたがこれまで特に困ることなく生活してきました。
両親との同居で経済的な困窮も感じずに、好きなパソコンゲームをして暮らしていましたが、楽しみながら働く同世代の友人達を見るうちに、自分も友人たちと同じように仕事をしたいと考えるようになりました。
ただ、『不安神経症』の症状もあり、なかなか踏み出せずにいました。
また指先に強張りがあり、不器用なところも気にしていました。
発達障害の方の思考
- いつも仕事が長続きせずに、あきらめてしまう。
- 人とのコミュニケーションがもっとスムーズにできればいいのに。
- 自分が発達障害なんて、信じられない。
就職の困難さを解消するためのアドバイス
障害に対する理解が広まってきており、障害を持つ方が働きやすくなるようなサポートが受けられる制度も整ってきています。
障害の特徴を理解し会社側にしっかり説明しておくことにより、障害をもつ方が働きやすいよう、上司や同僚がよりわかりやすい指示や業務を受けることができます。
一緒に小さな成功体験を、一歩一歩重ねて行きましょう!
発達障害は、自己理解と生活リズムをしっかりと把握することで、周囲からのサポートが得られやすくなります。まずはそこから始めましょう。
発達障害の方へのサポート例
- 発達障害の方の強みとして、病気でなく身体的にもハンディが少ないため、いわゆる健常者と比較しても、同じように毎日出勤できるという強みがあります。先天的な障害は、基本的に特性が大きく変わることはないと言われています。
- 真面目でひたむきな姿勢で、自分の業務に対して誠実な人が多いのも分かってきています。
特性があることで、企業側から任せられた仕事を身に付けやすい等の報告もあります。 - 苦手なことを訓練して習得するというよりも、企業で努めるにあたっての必要なことを理解し、自分がいる環境で役割や楽しみを見つけていくことで、困難な場面に合ったときに挫折しにくく、継続して働き続けることへとつながります。
- コミュニケーションが苦手だからダメだとか、今まで周囲から理解が得られなかった等で、自信を無くしてしまっていたりネガティブな感情を抱きがちですが、現在うまくいっていない人でも、適切な支援を受けることで社会への適応度合は向上します。
発達障害の方のために、ブライトができること
障害者の就職をサポートする就労移行支援事業所、就職サポートセンター『ブライト』は発達障害の方をしっかりサポートします。
パソコン訓練Ⅲ 『オンラインで店舗を出そう』
オンラインで出品し、落札されるまでを実際に体験。Amazonなどで店舗管理。カメラで商品を撮影しページをアップしたり編集したり、流通の仕組みや店舗運営を学ぶことができます。
ビジネススキル『会社を作ろう!』
チームで自分たちの会社を作ります。
そもそも会社の仕組みってどうなっているんだろう?社会にもたらす役割って?
座学でしっかりと学びつつ、体験型のプログラムで楽しみながら理解を深めることができます。
どこまでできているかわかるレーダーチャート
ブライトでは、一人ひとりの適性がわかるカルテをご用意しています。
就職先を探す際も参考になると好評をいただいています。また、どのプログラムを受けたかの記録も詳細に残していますので、つまづいたときのフィードバックもしやすく、ご希望があれば協力連携機関との共有も可能です。
安心の個別サポート
日々の状態や再就職に向けて専門スタッフが個別に対応するので、小さな悩みや体調の不調もなんでもご相談いただけます。
一人ひとりに抱えている悩みや課題は違います。ご自身の適性の把握や判断に迷うときはお気軽に声をかけていただき、一人で抱え込むことがないようにサポートします。
発達障害と就職についてはこちらもご参考にしてください。