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今回は、紳士服専門店で販売員として勤務していた経験のある就労支援スタッフより、リクルートスーツの選び方について解説させていただきたいと思います。
障害のある方・ない方に関わらず、これから就職活動を始める方のご参考になればと思います。
目次
Q.リクルートスーツって何のこと?
Q.じゃあ、どんなスーツを着るべき?
Q.何でリクルートスーツを着なければならない?
Q.お店でのリクルートスーツの選び方は?
最後に
Q.リクルートスーツって何のこと?
A.そんなスーツは存在しません!
リクルートスーツとは、一般的に就職活動時に着用するスーツの事を指していると言われています。
しかし、スーツの分類で“リクルートスーツ”というものは存在しません。
私が販売員として勤務していた時も、就活フェアをおこなう際は就活に向きそうなスーツに「リクルートスーツ」というPOPを付けて販売していました。
つまり、その期間以外は、普通のスーツとして販売しているものなのです。
その時に“リクルートスーツ”として販売していたのは、濃紺や黒っぽいグレー(※黒ではないです。チャコールグレーです。)の「無地」の、一般的な形のスーツでした。
Q.じゃあ、どんなスーツを着るべき?
A.普通の濃紺の無地のスーツがベスト!
つまり、リクルートスーツとは、就活時に採用担当者へマイナスイメージや変なメッセージを与えない無難なスーツなのです。
ですので、最も就活生に着られている“濃紺の無地のスーツ”が一番良い選択と言えるでしょう。
Q.何でリクルートスーツを着なければならない?
A.採用担当者はあなたの外見でなく内面を見たいのです!
採用担当者から見ると、面接者が同じようにリクルートスーツを着てくれた方が、外見に囚われることなく、その人の人となりをしっかりと見定めることが出来るのです。
面接を受けるあなたにとっても、外見で判断されるよりも、内面で判断される方が良いのではないでしょうか?
また、あなたにとっても、余計な事に神経を使う必要が無くなりますので、面接そのものに集中できるようになります。
Q.お店でのリクルートスーツの選び方は?
A.デザインは決まっていますので、重要なのはフィッティングです。
リクルートスーツの場合、色とデザインはほぼ決まっていますので、重要になるのはフィッティングです。
おそらく、リクルートスーツを購入するのにオーダーメイドでスーツを作る方はほとんどいないと思いますので、量販店などで購入する前提で話を進めて行きます。
まず上着(ジャケット)のサイズですが、試着をしてチェックするポイントは、①肩幅が合っているか、②袖の長さが合っているか、③裾の長さが合っているか、④背中の上部のシワ(つきじわ)が出ていないか、になります。
合わない部分がある場合は、お店で調整してもらうか、違うタイプの物を試してみましょう。
ズボン(スラックス)については、面接は基本的に着席した状態で行いますので、サイズは流行の短めの長さ(ノークッション)ではなく、靴の甲・かかとに触る程度の長さ(ハーフクッション)を選び、座ったときにすねが直接見えないように注意しましょう。
最後に
リクルートスーツはあくまでも就活の為のスーツです。個性を主張するのではなく内面を見てもらう為に着用するということを、意識しましょう。
次回は、リクルートスーツとネクタイの組み合わせについて書きますので、お楽しみに。