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ブライトまつもとでは、障害のある方が一般就労へ向け、社会に必要なスキルや知識を日々の座学講座を通じて学んでいます。
以前、実際の職場などでもある、「会議」についての訓練を積める、グループワークについてご紹介いたしました。その際は、テーマに沿って話し合いをしていただく、デスカッションのみをご紹介いたしましたが、今回はデスカッション+「創作」を交えたグループワークについてご紹介いたします。
人生ゲームをつくろう
以前から何度かご紹介しましたが、休日の自由参加型プログラム(土曜プログラム)で、今回は「人生ゲームをしよう」という内容のプログラムをカリキュラムとして組みました。皆さんも市販で販売されているものはやったことがある方も多いのではないでしょうか。 ただ、今回の人生ゲームは市販で販売されているものではなく、利用者の方々に一から創作していただく、世界でたった一つの人生ゲームを皆で楽しむというものでした。
皆で一つのものを創り上げる
通常のグループワーク同様、司会・書記・発表者を決め話し合いが始まりました。どのような人生ゲームにしたいのか、スタート・ゴールは何がいいか、イベント事のマスをつくろうか、良いこと・悪いことはどの程度のものにするか、お金はどうするか、せっかくならブライトに絡めてみようか・・・などなど、様々な意見が挙がりました。
創作期間は、3日間、計6時間という限られた時間の中で、話し合いに何時間使い、方向性を定めるのはいつまで?実際に作製していく時間はどのくらいかかる?など、スケジューリングをしていくことも必要となりました。
皆さん個々に考え方があり、意見の違いなどもありましたが、相手のことを受け入れ、折り合いをつける訓練にもなるいい機会だったのではないかと思います。
最後の方は、時間も刻一刻と迫り、皆さん駆け足でそれでもお互いにフォローをしながら作製しどうにか時間までに完成させることができました。
人生ゲームをしよう
グループワークの時間で作製したものを実際に皆さんでやってみました。マスの配置もいいところで「スタートに戻るマス」や「1回休みゾーン」などもあり、とても盛り上がりました。2時間丸々かけて、やっと1人目がゴールされる程の超大作で、ゴールまであと1マスのところにいた方が、サイコロの1を出します!と宣言をされ、宣言通り1を出し、綺麗にゴールをされました。拍手喝采、スタンディングオベーションで幕を閉じました。
皆さんに感想をうかがうと、皆で創り上げられ達成感があった、自分達で作製したものを皆で楽しめて嬉しかった、研修工場利用者の方は今回作製に携われず残念だったがまたそのような機会があったらぜひ参加したいなど、様々な意見がありました。
今後もこのような創作を交えたグループワークも取り入れていきます。ご興味のある方は、お気軽にブライトまつもとにお問い合わせください。