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株式会社アストコ > ブログ > 障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例③
2017年04月24日

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例③

障害者雇用をする企業の担当者が困る場面とその対策

発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害です。発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係が苦手な方が多いです。また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。これは親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害によるものです。ここでは、発達障害の方が職場で苦手とする部分を本人と周囲の人たちがどう補っていくか、事例を挙げて紹介していきます。

※政府広報オンラインHP「発達障害ってなんだろう」より一部抜粋

 

~勤務中~ やるべきことを忘れてしまう

上司Aさんは、障害者のBさんに「来週の月曜日に使うので、それまでにこの仕事をしておいて」と伝え、Bさんは、忘れないように手帳にメモを取っていました。
数日後、Aさんが「頼んでいた仕事は進んでいる?」と確認すると、Bさんは忘れていたようで、慌てて頼まれていた仕事を始めました。

それぞれの思い

上司Aさんの思い・・・余りにも忘れてしまうことが多くて困るなぁ。部下が他にもいるのにBさんだけ何回も進捗状況を確認しなければならないので大変...。何回も念押しをして仕事を頼んでいるのに、やる気がないように感じてしまう。このままでは、大切な仕事はまかせられない。

 

Bさんの思い・・・頼まれた仕事を忘れないように必ず手帳にメモを取っているけれど、他の仕事をしていると、メモを取ったことを忘れてしまう。自分なりには頑張っているけど、何とかならないだろうか...。

それぞれの立場からのアプローチ

上司Aさんから見た解決方法・・・口頭での指示だけでなく、例えばBさんの席から見やすいところに、ホワイトボードやクリップボードを設置してそこに指示を書いたメモや付箋などを貼ってみてはどうでしょうか?終了した作業のメモは、Bさん本人に外してもらい、AさんとBさんが、目て見て確認できるようにすることで、AさんがBさんの進捗状況を確認しやすくなり、Bさんが今何をすれば良いかが思い出しやすくなると思います。

 

Bさんから見た対応方法・・・上記の以外の方法ですと、webカレンダーのリマインダーの機能を活用して、決められた時間にアラームやメールで予定を思い出せるようにしてみるのも方法の一つです。また、パソコン画面の作業の邪魔にならない部分に予定を書いた付箋を張り付けて置いたり、デスクトップにTO DOリストを設置しておくなど、常に思い出せるようにしておくのもよいでしょう。

 

会社からの配慮方法・・・発達障害の方には、複数の作業を並行して行っていると元々の指示を忘れてしまう場合がありますので、メモやリマインダー等をうまく活用することで一度忘れてしまっても、思い出しやすい環境づくりをサポートして下さい。

 

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例①はこちら

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例②はこちら