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障害者合同面接会とは
ハローワークが主催の障害者合同面接会が年に数回、各都道府県で行われています。
就労移行支援事業所ブライトまつもとがある松本市でも年に2回、おおよそ10月と2月に実施されています。
日頃から障害者求人を出している企業、そうでない企業が30社から40社集まる面接会です。
多くの企業と出会うことができて、詳しい仕事の説明を聞くことができるため、就職を目指す方にとっては重要なイベントです。
面接と聞くと、緊張を感じる方のほうが多いと思います。
実際私も、人生で数回就職の面接を受けましたが、緊張しなかったことは一度もありません。
そういった経験からも、ブライトまつもとでは緊張を和らげるため、障害者合同面接会に向けての事前の準備と当日の進め方に工夫をしています。
事前の準備
まず、おおよそ数週間前に参加企業のリストがホームページに公開されますので、事前にリストを確認します。
その中から自分で気になる企業を数社見つけます。
数社に絞り込めない方は、企業の情報を自分で調べたり、スタッフに聞いて、選定します。
数社選定をしたら、次は企業情報を調べます。
どんな企業なのか、例えばどんな理念を持っているのか、どんな商品やサービスを提供しているのか、どんな仕事があるのか等、調べます。
例えば、名前に「輸送」と入っていれば、輸送関係の仕事とイメージしますが、大切なのは「具体的にどんな事業」をしていて、「今回の求人はどんな職種で出ているか」です。
これらを調べて、整理します。
当日、緊張しないための工夫
合同面接会当日までに応募の意思が決まっている方は、履歴書を書いて、面接の練習に取り組みます。
当日、会場では就労移行支援事業所のスタッフと一緒に各企業を回ります。
この合同面接会は、本番の面接というより面接前の事前面接という意味合いが強く、この場で採用が決まることは少ないです。
しかし、正式な応募書類を送ってほしいと依頼されることや、後日企業より実習等の誘いが来ることもありますので、重要なイベントに変わりありません。
ここで緊張が強い方にお勧めしたいのは、一番に並ばないことです。
一番に並び1人目の面接者となると、相手に強く印象付けやすいと考える方もいるかと思いますが、結局数百人の方が来ている中で順番のみによって相手に印象を強くつけるのは難しいのと、前の方にどのような質問をしていたか聞くチャンスを逃してしまいます。
そのため、中間あたりに並び、面接官の様子や他の人が受け答えている様子、質問内容等を聞いてから、面接に臨む方が良いでしょう。
どんな様子で面接が進められるのか見ておくことで、幾分か緊張が和らいで面接に望めます。
今回は障害者合同面接会の対策でしたので、通常の面接では活用しにくい方法ですが、もし就労移行支援事業所に通っていたり、合同面接会に参加する機会のある方は、実践してみていただければと思います。