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株式会社アストコ > ブログ > 障害がある方のセルフコントロールの重要性
2017年08月09日

障害がある方のセルフコントロールの重要性

1.セルフコントロールと思いやり

私達は日々の生活の中で常に何かを感じたり、知ったりしています。これを感覚、知覚等と呼んだりしますが、簡単に言うと日々の生活の中で出来事を経験する中で考えたり、行動したり、体験したりする時の感覚の事です。私達はこの感覚から学習して、出来事から行動に移すことができるようになります。そしてそれは現実に起こっている事ですので、様々な葛藤が生じることもあります。セルフコントロールとは自分で自分の気持ちや行動を上手に整理して、対処する(できる)能力の事を言います。

そして、上手に対処することができるようになると対人関係においても円滑に人と関われることができるようになり、優しさや愛情を持って人と話ができるようになります。

上手にセルフコントロールができるようになる為には、自分の事をよく知っている、理解することがとても大切です。例えば自分がリラックスできる時はどんな時でどうすると気持ちよくなることができるかが分かればそのような状況を作り出すことができます。そしてそれがセルフコントロールへとつながります。

 

2.障害のある方のモチベーション

皆さんは自由にしていいよ、好きな事をしていいよ、と言われたら何をするでしょうか、誰かに具体的に「これをして」「あれをやって」と言われなくても自分で率先してやる事とは何でしょうか?人がそれぞれ違うようにおそらく行動も違ってくると思います。そしてその行動を起こすための「動機付け」をモチベーションと言います。モチベーションはセルフコントロールよりも比較的に身近に感じる言葉ではないでしょうか?何かを意欲的に行動がしたくなる、新しい事を始めたくなる、これらの行動はすべてモチベーションが高いと高まると言われていますが、障害がある方はモチベーションを維持するのが苦手と言われています。それは社会的な環境から困難さが多く、課題となることが多いという事や生きてきた中で必要以上に手助けをされてしまい、困難さを乗り越えてくる体験が少なかったなど様々な要因があると思います。そしてモチベーションを高く持ち続ける為にはセルフコントロールが必要になってくるのです。

 

3.セルフコントロールを身に付ける方法

 

ここまで、セルフコントロールができるようになる為にはモチベーションが重要だと述べましたが、自分ひとりでモチベーションを維持するのは大変だと思います。その為には自分の頑張りを認めてくれたり、あるいは調子の良い時も悪いときもあまり変わらずに側にいてくれる存在がとても大事になってきます。関係性として必ずしも家族や友人、同僚、上司である必要はなく、例えば習い事先での知り合いであったり、行きつけの店の店員であっても構いません。誰も該当しない、という方は何かの研修会などに参加してみるのもよいかもしれません。一人でモチベーションを上げて、自分自身を律するというのはどれだけ優秀な人であっても難しいと思います。他人の力を借りることは恥ずかしい事ではありません。そして5年後、10年後にこんな人になりたいという憧れの人や尊敬する人を見つけるというのも良いと思います。そしてその人から自分の頑張りを認めてもらえるとより一層励みになるのではないでしょうか。