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障害者雇用を進められている企業では様々な合理的配慮や改善に取り組まれ、障害のある方の働きやすさを高められていると思います。 厚生労働省がこの秋より全国で『精神・発達障害者しごとサポーター養成講座』を開始しております。今回はその概要についてご説明いたします。
厚生労働省によると、企業に勤めている方を対象として、精神・発達障害についての基礎知識や、一緒に働くために必要な 配慮などを短時間で学ぶことができる講座として開催をしています。
(参考 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/20170630press1_1.pdf)
講座の内容
- 精神・発達障害者しごとサポーターの役割
- 精神・発達障害者とどう接したらいいのか
- 精神障害について
- 発達障害について
- どのような仕事が適しているのか等
特に仕事上の配慮や接し方に関しては具体的な例も提示してわかりやすい内容になっています。
例えば 『職場が繁忙期を迎え慌ただしい雰囲気になってきた。Aさん(障害者雇用)も周りを気にしている様子と感じるが、声をかけたほうが良いのか?』 ⇒いつも通り声をかけ、今の時期が繁忙期であることと、いつ頃になると雰囲気が落ち着くのか見通しを伝える。
※会社では繁忙期になると、職場が緊張しピリピリしている雰囲気の場面もあると思います。繁忙期を経験したことがない方にとっては、なぜこういう雰囲気なのか、いつまで続くのか不安が高まる場合があります。あらかじめ説明することで安心を与えることができます。
これから精神障害・発達障害のある方を雇用する企業にとっては非常に役立つ情報です。
また、企業を訪問しての講座等もあるとのことで、ご活用いただき今後の障害者雇用の促進、安定につなげていただけると、就労移行支援事業所としてもより一層の良い連携につながると考えております。