就労移行支援を利用された方の姿

「自分を出せずに生きてきた」

ブライトまつもとに通って頂いている方の割合として、20歳前後の皆さんが多くいらっしゃいます。
高校や短大、大学を卒業された後に利用を開始された方、卒業後に就職したが馴染めずに離職し、地域の相談センターからのご紹介でブライトまつもとに来てくださった方が中心です。
いらっしゃったばかりの方は表情も硬く、声の大きさも控えめという方も少なくありませんでした。利用になる際に支援機関の方からご本人の情報を頂き拝見させて頂くのですが、複雑な環境の中で生活をされてきたという方もいらっしゃいます。そうした中で、不安感を持ったまま自分に自信を持てずに「自分らしさ」を発揮できずに過ごされてきたのではないかと感じることもあります。

「居てもいい場所」

利用を開始されてから、「ブライトに通うのは楽しいです」との声を頂くこともあります。
利用を続けていくうちに徐々に明るく話してくださるようになったり、積極性も増して前向きに行動できるようになったりする方も多くいらっしゃいます。
これまで周囲からの理解を得られずに生活してきた環境から、ブライトまつもとを自分が居てもいい場所と感じてくださり、「自分らしさ」を出すことが出来た結果、新たな成長に繋がったのではないかと思うことが多くあります。ただ、就労移行支援の目的は2年間の中で一般就労を目指すことです。いつまでも居心地の良いブライトまつもとに居る、ということは出来ません。

「さらなるステップへ」

ブライトまつもとを気に入ってくださることはとても嬉しいことですが、私たちは次への一歩の後押しをしなければなりません。実際、これまでと違う環境に飛び込むことへの不安感を持たれる方も少なくはありません。
時に私たちは、「不安であるなら無理をしなくていいよ」ばかりでなく、「挑戦をしてみましょう」と後押しをさせていただくことがあります。そんな中で就職を果たされた皆さんにも、ブライトまつもとでは、企業への定着支援の際にお話を伺うことや、就職者を招いてのOB・OG会の機会を設けて交流する場を設けています。就職してさらに頼もしくなった皆さんを見られることが、私たち支援員の働き甲斐であり、喜びでもあります。
就職活動を進められている皆様、ご自身だけで悩まず私たちにお手伝いをさせてください。