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ご両親としての就労移行支援事業所との関わり方
お子様が就労移行支援事業所の利用を始める際、ご両親としてはどのように関わりを持つべきでしょうか?
就労移行支援事業所を利用するのはあくまでお子様であり、見学時や体験時は付き添い等で就労移行支援事業所へ行くこともあると思いますが、それ以降は事業所に任せっきりでよいでしょうか?
それぞれの事業所ごとに求められる関わり方は異なりますが、多くの場合、「お子様の自立を応援する立場」、「身近で相談に乗ってあげられる立場」で関わっていただくことが求められるのではないかと考えます。
例えば、初期段階の個別支援計画作成にあたり、ご本人の様子を見守りながらご両親の立場でお話を聞いていただいたり、お子様の就職先の希望をご両親の立場からお話しいただいたりすることもあるかと思います。また、就労移行支援の利用を開始すると環境の変化がありますので、そういった場合にご本人にどのような変化があったか等、お伝えいただくことをお願いすることもあります。
ご本人の変化に身近で気づけるのは、やはりご両親やご家族だと思います。就労移行支援の利用を開始してから朝スムーズに起きられるようになったとか、挨拶がしっかりできるようになったなど、ご本人の成長を感じるときがあると思います。ご両親の前では恥ずかしがってなかなか自分から表現できない方もいるかもしれませんが、そういった小さな変化に気が付いたときにご連絡いただければ、事業所としても励みになります。
就職が近づくと不安になる方、うまくいかなくてストレスを感じる方も多いと思います。そういったときに自然にサポートできるのが、ご両親だと思います。どういった励まし方や接し方が良いかは、私たちよりご両親の方がわかっていらっしゃる場合も多いと思いますので、それぞれの段階で私たちよりご相談させていただくこともあります。
また反対に、こういう場合にはどのように接したら良いのか等、疑問のある場合には、私どもにご相談いただければ一緒に考えることも可能です。
私たち就労移行支援事業所もご両親・ご家族も、目標はお子様(ご本人)の就職です。連携し合い、良い就職が迎えられるように取り組んでいけたらと思います。