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「就職はしたが、上手くいかなかった…」
私が以前に就労支援をした方のケースをご紹介します。企業実習を経て、就職を果たす事が出来た方でしたが、順調かと思えたのですが実はマッチングが出来ておらず、退職をする事になってしまいました。後でお話を伺うと、「実習からとんとん拍子に話が進んで、戻るに戻る事が出来なかった。今考えるとあの仕事内容は会っていなかったかもしれない。」とおっしゃっていました。再び就労移行支援を利用する事になり、仕切り直しとなりました。
「どんな仕事なら続けられるだろう？」
まず、改めてどんな仕事がしてみたいのかをご本人にしっかり伺いました。すると、「僕は本やゲームが好きだから、中古本のお店やレンタルショップの仕事に興味があります。」と伝えてくださいました。障害者求人を探しましたが、ご本人の希望に沿う職種はなかなか出て来ませんでした。
「新しい雇用へのきっかけ」
そんな中、一般の求人情報誌に出ていた某レンタルショップの求人が目に留まりました。私から先方に連絡を取り、「一般での求人をされていらっしゃいますが、障害者雇用枠としての雇用は検討して頂けますでしょうか」と提案をさせて頂きました。店長さんに対応をして頂きましたが、本社の方にも連絡を取って頂き、ご本人共々お話を伺って頂ける事になりました。
先方の企業は障害者雇用の法定雇用率は満たしているが、今後障害者雇用の拡充を考えられていた所であり、今回の話は先方にとってもタイミングの良いお話であったようでした。
「晴れて再就職」
面接後、実習をさせて頂ける事になりました。レジでの接客は難しいという事でしたので、返却されたDVDを陳列ケースに戻すという業務を任されました。時々お客様に「～という作品はどこにありますか？」と聞かれる事もありましたが、「分からない事は他の社員さんにつなぐ」、「覚えてきたらその場所に案内をする」という事を決め、対応をしてもらっていました。
明るく元気な性格の方だった為、現場の方からも良い評価を頂き、3ヶ月の実習を終えたのち、雇用をして頂ける事になりました。働き出した後、仕事帰りにはお店で自分の好きなマンガを給料で買って帰ったりと、楽しみもある働き方が出来ていました。
今回のケースのように上手く行くものばかりではありませんが、ブライトでは利用されている皆さんのニーズを聞き取り、ご本人の希望に沿った働き方が出来るよう就労支援をしています。一緒に自分に合った働き方を探してみませんか？