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株式会社アストコ > ブログ > あなたは、通院先の主治医と良好なCommunicationをとることができていますか?Part2
2017年12月06日

あなたは、通院先の主治医と良好なCommunicationをとることができていますか?Part2

~自分にフィットした医療機関(主治医、薬)の選び方 Part2~

前回(PART1)のコラムでは、就労に際して“主治医との良好なCommunication”がなぜ大切なのかということをお伝えいたしました。  今回のコラムでは、“主治医との良好なCommunication”をとるための具体的な方法を4つに絞ってお伝えします。

1.事前にメモをしたためる

Part1でも実際の事例として触れましたが、診察室に入って主治医と話せる時間は限られています。緊張も伴い、ご自身の状態や情態、伝えたいことがうまく言えないようでしたら、事前に書いたメモを主治医に渡すことも有効です。

2.診察時間を最終に設定してもらう

痕跡型の情報(事前メモ)だけでは、伝えきれなかったり、情報伝達としては、効率がわるく、やはり直接口頭で伝えたい場合もあるかと思います。そのような際には、通院予約の際に、診察時間をその日の最終に設定してもらうのです。
次に診察を待っている患者がいないので、主治医もあなた自身も物理的にも心理的にもゆとりをもってCommunicationをとることができる状況になります。

3.主治医(医療機関)を変える

医師も人間である以上、医師とあなたとの相性もあります。
“良好なCommunication”をとりやすいと思われる医師(医療機関)に変えるということも場合によっては考える必要があります。また、薬物療法に重きを置いている医師もいれば、精神療法に重きを置いている医師、西洋医学に重きを置いている医師もいれば、東洋医学(漢方)に重きを置いている医師など、医師の基本的な治療方針も各々によって異なります。どの医師並びに医療機関がよりご自身にとってフィットするのかも考えてみてください。
ここで注意点ですが、安易に通院先を転々と変える(ドクター・ショッピング)ことは避けるように十分注意してください。治療の軸がない状態となり、結果的に処方される薬が多剤多量となったり、病状が悪化したりするリスクが高まります。

4.主治医以外の医療従事者に伝える

本来ですと、1~3の方法で直接主治医に状態や情態、病気(障がい)について伝えたいことを伝えることが望ましいですが、直接伝えることがどうしても難しい場合には、病院内の薬剤師や、処方箋を提出する調剤薬局、通院先に併設されているデイケア(併設されている場合)スタッフを通して間接的に伝えるという方法もあります。薬剤師は処方をすることはできませんが、薬に関する知識をもった専門家です。デイケアスタッフは、医療従事スタッフとしては、主治医よりもはるかにあなたと一緒に過ごす時間が長いはずです。 薬剤師もデイケアスタッフも主治医と連絡をとって“より正確なあなた(=臨床像)”を主治医に伝えられます。

以上、主治医との良好なCommunicationをとるための具体的な4つのポイントをお伝えいたしましたが、いかがでしたか?今後の参考にして頂けますと幸いです。

まとめとなりますが、昔は、専門家である医師が立てた治療方針に、患者が全面的に従うことが求められていました。しかし、現在は違います。特に精神障がいに関しては、患者が積極的に治療方針の決定に関わる「アドヒアランス」が重視さています。PART1の冒頭でも述べましたが、医療機関からの“就労に対する承認”を得られていることも採用する上での重要ポイントのひとつとなっています。
常日頃から、あなたの状態や情態、病気(障がい)について伝えたいことを伝えられうような良好なCommunicationをとってくださいね◎!

ブライトでは、主治医と良好なCommunicationをとるためのプログラムもトピックとして設けております。