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障害のある方の中には、寝入りの悪い人、急に目覚めてしまう人、寝る時間が毎日安定しないなど、しっかり睡眠が取れていない人も多いのではないでしょうか?
また、「ちゃんと8時間くらい寝ているのに疲れが取れない」という人もいるでしょう。
それは“質の悪い睡眠”をしているからです。
では、“質の良い睡眠”とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは質の良い、快適な睡眠方法を紹介していきます!
睡眠時間より大事なこととは?
成人の平均睡眠時間は8時間と言われていますが、これは健康的な睡眠時間というわけではありません。
10代後半~30代の睡眠時間を統計した時間なのです。
厚生労働省が定めた推奨睡眠時間は10代前半までが8時間以上、25歳が7時間、45歳が6時間半、65歳が6時間となっています。
このように人は加齢と共に睡眠時間を減少させても問題ありません。
つまり、睡眠は「時間」と同様に「質」も大事なのです。
“睡眠の質”とは「深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)をバランスよく取れているか?」ということになります。
快適な睡眠を取るための心掛けや方法を解説!
身体と脳の疲れを回復するのはノンレム睡眠ですが、レム睡眠は記憶の整理や固定をする役割があります。
ノンレム睡眠、レム睡眠を交互に行うのことが規則正しい睡眠なのです。
理想的な割合はノンレム睡眠70%、レム睡眠30%となっていますが、これを意識的に操作することはできません。
しかし、快適な睡眠に導くことはできるのです。
当てはまる人は要注意!質の悪い睡眠になっていませんか?
1.よく夢を見る
2.トイレに行きたくなる
3.金縛りにあう
4.ちょっとした物音で起きてしまう
睡眠中、1~4の状態に陥りやすい人はレム睡眠に偏っています。
レム睡眠中は脳が活発に動いているので、起床しても疲れが残ります。
レム睡眠の原因の多くは“緊張感”を残したまま就寝していることが挙げられます。
例えば、対人関係や仕事のことなどを寝る寸前まで悩んでいると緊張感が抜けにくくなり、目覚めても脳が上手く働かず、結果的に悩みの種を増やす“負のサイクル”になってしまうのです。
このサイクルを断ち切る一番の近道は“頭の切り替え”です。
「ONモード」・「OFFモード」を切り替えるようにしましょう。
仕事や趣味等の活動をする「ONモード」ときと、リラックスする「OFFモード」のときとで、場所を変えてみたり、切り替えの「スイッチ」として必ず暖かい飲み物を飲みなど試してみると良いでしょう。
最初は難しいかもしれませんが、意識的に心掛ければいずれ無意識に切り替えられるようになります。
寝具で変わる睡眠の質とは?
寝ても疲れが取れない人や不眠気味の人が見落としがちなのは“寝具”です。
快適な睡眠に心地良い寝具は欠かせません。
想像して下さい。
あなたに全く悩みがなく、充実した毎日を送っていたとしても、寒空の下や、アスファルトの上で快適な睡眠は取れませんよね。
少し極端な例えになってしまいましたが、固く薄いマットレスで睡眠を取ると体の血流が悪くなり、疲れが取れないどころか、腰痛になってしまう危険もあるのです。
逆に体を包み込むふかふかの毛布や頭にフィットする枕は血流を良くすると共に“安心感”も与えてくれるのです。
ですので、寝具を購入する際はデザインやカラーなどで寝具を選ばず、“寝心地”を重視して選ぶようにしましょう。
“人生の三分の一”を最高の時間にしましょう!
「最近、太ってきたし脂っこいものは抑えよう」
「血圧が高いから塩分控えめで」
「栄養のバランスを考えてサプリメントを摂ろう」
など、多くの人は食生活に気を使いますが、睡眠に関しては無頓着な人を多く見受けられます。
しかし、食事を取らなければ生きていけないように、睡眠も取らなければ生きてはいけないのです。
健康な生活を送るには快適な睡眠は欠かせません。
そして、快適な睡眠は自分次第でとることが可能です。
“人生の三分の一は睡眠”という言葉がありますが、『自分次第で人生の三分の一を充実させることができる』、そう思うと、今以上に快適な睡眠ライフを送れるのではないでしょうか。
就職をするには、睡眠も含めた生活リズムを整えることが重要です。
就労移行支援事業所ブライトでは、就職を目指しながらも睡眠や生活リズムの崩れでお悩みの障害のある方をサポートしています。
睡眠や生活リズムに関しても、お気軽にご相談ください。