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今回は、「本当の困りごと」にどのように対応すればよいかを考えたいと思います。その前に、「本当の困りごと」の例をもう少し挙げてみたいと思います。なぜなら、「本当の困りごと」にも、いくつか種類がありそうですので、少し整理してみたいと思います。
- 例1)は、お客様の連絡先を無くしたこと
- 例2)知人の家に行った際に、その知人が大事している茶碗を見せてもらった。ところが、思わず手が滑って、茶碗を落として割ってしまった。知人は、大変、がっかりした様子だった。その場で、謝ったが、知人の気持ちは晴れていないようだった。取り返しのつかない失敗で、どうすればよいか困っている。
- 例3)知人に借りたカメラを壊してしまった。高級一眼レフデジタルカメラだった。どうしたらよいか、困っている。
- 例4)一カ月ほど前から、ある会社からの物品の売り込みをかけられている。その物品は、必要のないものだし、そもそも、買うお金もない。そのことを伝えても、まるで意に介さないようで、しつこく売り込みをかけられていて困っている。
以上の四つの例で、どのように対応したらよいかを考えてみたいと思います。
- 例1)
これは、最近の電話機は、着信履歴などが保管されているので、それを調べて、こちらからかけ直す、という解決策が、実際には、ありそうです。ただ、ここではお話ですので、そのような手段もなく、連絡先が分からないという想定で、考えてみてください。 こうなると、残念ながら、既に、記載しているように、打つ手はなく、たとえクレームでもよいから、連絡が来るのを待つしかありません。
ただ、同様のことが起こり、困ったことにならないよいうに、上述のように、
- 受信記録が、自動的に残すことのできる機種に入れ替える
- メモの置き場所を決める.
- メモを複数枚とって、いくつかの場所に保管する
等の策で、再発防止することが必要です。後は、再度連絡があるという幸運に恵まれるために、毎朝、朝陽に向かってお願いすることだと思います。
- 例2)
これは、謝る以外に、手はありません。よく「弁償します。」などということを言ったりしますが、残念ながら、その方の大事にしていた事実は、弁償しきれるものではありません。心からのお詫び以外は、策がないと思っています。ただ、それで、解決かというとそういうわけではありません。時々、相手が「もういいよ」と言うまで、謝り続けるという、酷いことをする人がいます。たとえ「もういいよ」という言葉が出たとしても、残念ながら、相手の気持ちは、元には戻っていません。もちろん、だからと言って、壊してしまったあなたを責めるということではありませんが、とにかく、気持ちは沈んでいるのです。そんな時は、心からのお詫びを述べて、しばらくは、そっとしておいてあげることの方がよいのではないでしょうか? この辺のお詫びのありかたは、難しく、一般的な解はないと思います。
例3、例4については、次回に回します。