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目次
1.就労移行支援での訓練の結果、コミュニケーション能力が向上した自閉症スペクトラムAさんの事例
2.コミュニケーションが苦手だったAさん
3.訓練を経て頼もしくなったAさん
1.就労移行支援での訓練の結果、コミュニケーション能力が向上した自閉症スペクトラムAさんの事例
コミュニケーションのいろは第2回です。第1回「コミュニケーションのいろは① コミュニケーションが上達する考え方とテクニック」に続き、今回は就労移行支援事業所ブライトまつもとで訓練をされている方の事例をご紹介したいと思います。
自閉症スペクトラムの診断を受けていらっしゃる方で、普通高校を卒業後、進路として就労移行支援事業所の利用を選択されました。そしてご縁あってブライトまつもとを利用して頂く事となりました。ブライトまつもとと、ブライトまつもとサテライトを併用して頂き、各種講座と実践的な作業訓練を受けて頂いています。
2.コミュニケーションが苦手だったAさん
利用開始後のある講座の中で、ご本人に得意な事とそうでない事を伺った所、「コミュニケーションが苦手です…」とひとことおっしゃられていました。利用間もなくの頃はご自身でもおっしゃる通り、分からない事や困っている事があっても、なかなかこちらに声をかけにくい様子が見られたり、こちらから質問を投げかけても、しばらくの沈黙のあとにぼそっと話される、それが以前のAさんでした。
3.訓練を経て頼もしくなったAさん
ブライトまつもとサテライトではSSTを取り入れたコミュニケーション講座や、利用している方が主体となるグループワーク、英会話の講座も行っています。コミュニケーションのいろはで紹介したテクニックもお伝えし、Aさんにも日々練習をして頂いていました。ブライトまつもとでは工場系の作業訓練を行っているのですが、ある日Aさんが「ここが分からないのですが…」とご自分からしっかりした声で質問をしてくれる場面がありました。嬉しく感じた私は質問に答えた後に+「きちんと自分から質問が出来ていて良かったです」と声をかけさせて頂きました。
その後、就職面接会に参加した際にも、以前参加した際には言葉に詰まってしまいがちだったのですが、面接官の方に対して自分から質問をする事が出来るようになっていました。各種講座で身に付けた事を作業訓練で実践し、自信を持つ事に繋がってくれたのではと私は感じています。
コミュニケーションが苦手と感じているあなたも、就労移行支援事業所の訓練を体験してみませんか?